FC2ブログ
topimage

2019-09

畑から土器を収穫? - 2019.09.19 Thu

うちの畑は「湯の沢遺跡」という縄文から弥生にかけての遺跡のちょうど上にあって、畑から土器や土偶や石器がいろいろ出てきます。
昭和30年代に一度調査が入っているのですが、今週月曜から弘前大学と教育委員会の文化財関係の方が再調査をしたいということで発掘をはじめてます。
IMG_20190919_135422_convert_20190919182420.jpg
昭和30年代の調査では竪穴住居跡が2つ見つかってますので、今回も期待大!

大学の先生のお話しでは、弥生土器もたくさん出ているのがおもしろいそう。
というのは、田圃があるような低い場所ならわかるが、こんな岩木山の山の上に弥生土器が出るという点でうちの遺跡を調べたい、となったみたい。

発掘がはじまって気になって、農作業どころではないので、ちょっと見学に行ったらとても丁寧に説明をしてくださいました。
IMG_20190919_135411_convert_20190919182401.jpg
今掘っているのが2300年くらい前の弥生時代の土だそうです。
土器もたくさん出て、濃い場所のようです。
IMG_20190919_135129_convert_20190919182228.jpg
で、この赤茶色の土!
これは焼けた後で、ここが炉なんだそうです。
ちょうどそこに土器が見えてるんですが、ここで煮炊きしていたもよう。
ということは竪穴住居発見!
ここを円の中心にして円周状に柱跡が
IMG_20190919_135259_convert_20190919182251.jpg
このようにあるわけなんですね!
「おお~!」と鳥肌が立つくらいの感激!

なんか、せっかくたくさんの方が発掘に来てくださったのに、何も出ないとどうしよう・・・と心配してたんで、出てくれてよかった!
来年も調査したいとのこと。


スポンサーサイト



縄文人と同じものを食べてる? - 2019.05.05 Sun

うちの畑は戦後開拓で失敗した「湯の沢開拓地」にあり、昭和33年、41年に発掘調査された湯の沢遺跡上。当時竪穴住居跡が2つ見つかったらしくそれで「湯の沢遺跡」と名付けられた。
これがその調査の記録。
IMG_20190505_183755_convert_20190505184033.jpg
戦後開拓が失敗して、その後また岩木山の森になってしまったところに、我々がまた一から開墾を始めて、6年かけてだいたい現在の畑を開いた。
ここを開墾をしていた当時、木を切り出したあとに焼畑のように火をつけたところ、一斉に畑全面からアブラナ科の双葉が発芽してきて仰天した。

一体どういうこと?と不思議だったが、ダイコンでもないし、カブのような丸い根っこができるわけでもなく、うちでは雑草扱い。

その後、うちではチンゲンサイや小松菜なども自家採種をはじめたので、この雑草化したアブラナ科の植物と交配してはいけないと、見つけ次第刈っているのだが、どうしたものか、かならず畑のどこかに雑草のように育ってくる。
この春も雪が解けた畑にこんな感じに。
IMG_20190427_102218_convert_20190505181945.jpg

それがどうも野生カブらしいということで、先日在来作物で有名な山形大学の江頭先生がサンプリングに来てくださった。
IMG_20190502_155237_(1)_convert_20190505181628.jpg

お話しを伺ったら、この野生カブは日本全国に見られるようで、大抵は味噌漬けにして食べられるようだが、ここに来られる途中に秋田で見つけたものは、おばあちゃんが麹漬けにするとのことで、持たせてくださったそう。
IMG_20190502_160912_convert_20190505182509.jpg
これがまあ、衝撃のうまさだったわけで、ホースラディッシュに似た辛みと香りが麹の甘さとまさに絶妙。
「今まで邪険にしてごめんね、野生カブくん」と、急に見る目が変わってしまった。

江頭先生曰く、知り合いの先生が縄文土器の中からカブのような種子を見つけた、とか言う話もあり、もしかしたら縄文人がこのカブを食べていた可能性もあるらしい。
この数年、黒ボク土が1万年続いた縄文時代の焼畑由来だという説もあることから、うちで開墾時に焼畑にしたときに一斉にこの野生カブが生えてきたというのも、何かつながりがあるような気が・・・。
うちの畑にはオオウバユリもオニグルミもたくさんあるし、きっと縄文人もこれらを食べていたんだろうなあと、思いを巡らせる。

江頭先生は私が山形大農学部の学生だったときに育種学の講義を受けた先生なのだが、奥様がうちの潤ちゃんと同じ山形の独立学園で一緒で、潤ちゃんの姉の畔ちゃんは結婚式にも行っているということで、不思議なつながり。
江頭先生はサンプリングに日帰りで山形から往復という強行軍だったわけだが、こういう調査は遠足に行くようにワクワクして全然苦にならないとのこと。さすが!
で、江頭先生出発後に、私もすぐに野生カブを「収穫」!
IMG_20190502_180510_convert_20190505182541.jpg
さっそく、江頭先生から教わったように、重さの2%の塩で一晩漬けて翌朝みんなで食べてみた。
やはり、これはワイルドな辛みがあってうまい!
IMG_20190503_071409_convert_20190505182557.jpg
救荒作物として最近まで食べられていたようだが、もうこれはうちでは人気の一品になりそう。
もっと早く知っていれば!

2017年の研修生を募集します - 2017.01.27 Fri

今年度の研修生を募集しております。
1~2名程度。

受け入れ期間は3月4月頃の苗づくりからスタート、12月のクリスマス頃までです。
自給自足、農的生活などを考えている方おられましたらぜひご連絡ください。
研修費は不要です。
近くの方は通いでもよいですし、住み込みも大丈夫です。

だいたい、以下のようなことは学べるかと思います。
無農薬とか無化学肥料とかは当然なのですが
・在来種、固定種での野菜栽培
・作物ごとの栽培法(すべて画一的に○○栽培と言った対応をとっていません)
・マルチ不使用
・草との共生
・半不耕起(土のでこぼこを均すためにごく浅く耕すだけ)
・提携・CSA
などについて参考になるかと思います。

農業(農法)を学ぶことはもちろんできますが、それよりもどういう生活、生き方(ライフスタイル)をするかという意味で、ここでの生活が、興味を持ってくださった方に何らかの参考になればいいなあと思います。

農業に関しては以下。
・踏込温床での苗つくり
IMG_2260_convert_20141110135819.jpg

・コンパニオンプランツ
IMG_0733_convert_20141110135720.jpg

・草との共生(マルチは使用しません)
IMG_1376_convert_20141110135739.jpg

自家採種、営農(ほとんどすべて在来種、固定種の野菜です。果菜類の自家採種率は100%に近いです)
10月2日+001_convert_20141110135857

・ニワトリのさばき方
ニワトリ3_convert_20141110141014

・ジャム、ピクルス、トマトの水煮、とうふ、パン作りなどの加工食品
DSC04247_convert_20141110141058.jpg


・1からの開墾方法
開墾009_convert_20141110135457

・小屋、家づくり
3階造作+002_convert_20141110134827

・エコな生活
温水器11_convert_20141110141438

・陸羽132号の田んぼ
005_convert_20150830181750.jpg

その他
・きのこ栽培
・お米や麦やブドウでの飲み物作り。
・ブログの過去の記事もご参考にしてください。
・他に学びたいことのある方はお問い合わせください。意外とかなりやってます(笑)。

大学でお話し - 2016.12.20 Tue

先週の高校に続いて、今日は弘前学院大学にお呼ばれして、お話してきました。

実は、このところ冬の豆類とうどんやお餅なんかの配達の準備で超忙しくて、もう前日も何も準備できなかったんです。
当日(今日)も、午前中は発送やらなにやらで、もう大車輪。
せっかく朝にいい服を来て準備したんですが、その格好でジャガイモ仕分けしたり、米袋運んだりしてたので黒いズボンも白くなってしまいましたよ(笑)

もう、今までのいろんな写真だけ準備してぶっつけです。
大学の教室で80人くらいの学生さんにお話ししてきました。

前回の高校でのお話しは「在来作物について」というお題で、というご依頼だったんですが、今回は比較的自由に。
特に題名は決めてませんでしたが、「まにあっく農場の作り方」という感じの、現在の日々のうちの農場の日常と、その就農に至るまでの今までの隠された(?)体験談を中心に。

80人もいたら、私の「超個人的な」マニアックな話など興味ない方が大半だと思うんですが、きっと、今後何かの参考にはなるんじゃないかな?と思いまして『ひたすら好きなことばっかり選んで来た』人生の選択の話をして参りました。

それが、やはり90分では全然足りず。
途中も急いで、美味しい「他言無用」の部分などかなりカットしたんですが、持参した写真も半分くらい見たところでタイムアップ!
あ~ぁ、もう、話したいネタがいっぱいあったんですが全然足りなかった!

でもそれくらいがいいのかも。
なんか、私個人的に好き放題話が出来て実にスッキリしました。
残念ながら、写真は撮れなかったんでないんですが。

今日は楽しい1日だった!

高校で在来作物についてのお話し - 2016.12.14 Wed

今日は、弘前実業高校の農業経営科の1年生と2年生80人のみなさんにお話しをしてきました。

うちの農場での、在来作物の取り組みについて、岩木在来ニンニクに絡めて・・・という要請。
「それ、大好物です私」っていうジャンル!

もう、話したいことがありすぎて、どこから切っても話せる内容なんですが・・・、が!
高校生にどこまでディープに伝えていいものか、どこまでマニアックに語っていいものか、感触がよくわからない。
私の趣味の世界がどこまで弘前の高校生に受け入れられるのか!?

話の内容は、まあ、私の好きな固定種のおいしい野菜の話なんですが、メンデルの法則とか、授業っぽくなりそうな部分は話さない方がいいかなあとカットして、それでもF1品種と固定種の話をしつつなので、どこまで伝わったかなあ・・・。

さてさて、話すにしても、順番や段取りと言うものがありますよね。
しかし、あたくし、何かこの日までに準備しなきゃ・・・とか、締め切りがあるものが超苦手なタイプ。(種まきとかは全くいいんですが)
話す順番とか、内容とか考えなくちゃ、と思うんだけどもう全然準備に取りかかれず。
これは完全にもうある種の不治の病ですね。
何かやらなきゃ、となると、とたんに違う本を読みたくなったり、机を片付けてみたりしはじめるあれ。
さすがに前日の夜にやばいよやばいよと、ようやくだいたいの流れを決めて、今朝の9時出発ギリギリま、話す内容を決めて、3枚の紙にメモし終わって、よし出発!となったんですが、実際には、話をしていたらそんなメモなんか一度も、一度たりとも見る余裕なんて御座いませんでした。
で、話終わったあとに、そのメモそのままその場に忘れてきました。
IMG_32763.jpg

けど、10時50分から12時15分くらいまでのお腹の空く時間帯に
「この在来種のこの品種のネギがやわらかくてうまいんですよ~!」とか
「この在来のナスがおいしんだけど、どう美味しいのか言葉ではうまく伝えられないよね~!」
と、頭じゃなくて、空腹に直接訴えることはできたでしょうか?
IMG_3274.jpg
もう、話があっち飛び、こっち飛びなんで、高校生たちいうまく伝わったかわかりませんが、岩木在来ニンニクを実際にうちで育ててみている感想や、特徴なんかも話したし、やることはやったかな?

来年、夏休みにうちにジャガイモ掘りに来てくれる子はいねが~!?


NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

白取 克之

Author:白取 克之
青森県の岩木山麓で無農薬・無化学肥料・半不耕起・草生・マルチ不使用で自然農の考え方を基本にしながら在来種、固定種の野菜だけを育てています。

農法を簡単に説明しますと基本的な考えは自然農を心がけていますが、完全不耕起ではなく、植え付けの前に可能な限りごく浅く土の表面を均すためだけに耕起しています(深くても10センチ以内になるように)。それを半不耕起と言っています。
これは、当農場は開墾当時山であったため、山の小さな野ねずみも多く棲んでいて、冬の雪の下で縦横無尽に畑の土を掘り起こし、春雪が解けたあとは畝の形もわからないくらいものすごいデコボコと穴だらけになるところから生まれたやり方です。
本来の自然農では、草の積み重ねが年を越えて積み重なって行きますが、この場所では
一夏の間に土の表面に蓄積したたくさんの草や野菜の残渣などすべてこの雪の下で野ネズミによって細かく粉砕されてリセットされてしまうため、結果的にこの方法がこの場所にとっては思いのほかとてもよいものになっていると感じます。
肥料は昨年から地元弘前の斎藤酒造(「六根」で有名)の酒粕に米ぬかともみ殻、さらにもみ殻燻炭を発酵させたボカシを作って、土地の痩せたところや、まだ無肥料では健全に育たない野菜に補っています。
しかし、開墾当時からみたら随分土が豊かになってきており、無肥料で育てている野菜が増えてきました。
いずれはすべて無肥料になっていくんでしょうか?楽しみです。

私たち夫婦は2003年に木や灌木の生い茂る原野に入植し、森の開墾からスタート、沢に橋をかけ、道を作り、湧き水から水を引き、家を建て、丸1年の非電化生活を経て・・・と一からやってきました。

栽培作物は小麦、大豆、小豆、ニンニクなどの畑作物から30品目ほどの野菜、水稲も少し。
F1品種を使わず、すべて固定種、在来種の野菜というのが大きな特徴です。
自家採種率は果菜類でほぼ100%、全体でも60%以上。

収穫した野菜はセット野菜として会員さんに毎週お届けしております。

ニワトリは無農薬のお米と、うちの野菜くずに、草など、農薬や遺伝子組み換えなどとは完全に無縁なエサで育てています。

また、ここは縄文の「湯の沢遺跡」上にあり、縄文人たちの息吹が今でも感じられます。この話はまた長くなるので・・・。


また、就農のためのノウハウなど、農業研修生も受け入れております。
あるいは自然の中で岩木山の大地からエネルギーをもらい1年ゆっくりと自分を見つめる場としてもおすすめです。
自給のための作物の育て方、小屋の建て方、自給生活のノウハウ、一からの開墾の方法なども学べます
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

ちなみに趣味はクラシック音楽を聴くこと、チェロを弾くことで、ドヴォルジャークやスメタナといったチェコの国民学派が好きです。もちろんチェコビールも大好き!


<連絡先>
0172-93-2523
higashiiwakisan428*cronos.ocn.ne.jp(*を@に変えて送信してください)
お気軽にどうぞ~。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (392)
農作業 (149)
食 (42)
日常 (66)
牛 (3)
音楽 (10)
愛農かまど (1)
大工 (36)
ニワトリ (9)
ミツバチ (0)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR