感謝! - 2012.02.21 Tue
本当に、今まで誰一人断る方なく。
う~ん、これはホントに素晴らしいメンバーがそろっているような気がする!
野菜マニア魂! - 2012.02.21 Tue
種まき暦というのは、まあ、作戦計画書みたいなものですね。
今年は、何月何日から何月何日の間に、この野菜のこの品種の種を播いて・・・というのが、1年分すべての野菜について記入された一覧表。
それがうまくいけば、シーズンを通して、野菜が途切れることなく常に10品目ぐらい収穫できてセット野菜に入れられるというわけですね。
昨年の野菜の品種ごとの種を播いた時期、収穫した時期、気がついたことなどの記録を元に、品種を変えるか、種まき時期をずらすか・・・などを考えて、毎年微調整しながら一覧表にしていくわけです。
この作業が、すこぶる楽しい。
まさに、野菜マニアの醍醐味とでも言える、自分だけの世界のお仕事。
この時期と品種をさぐるのが、なかなか大変な作業。
もう、こうなると畑は毎年試験栽培をしているようなもので、一つの野菜についても数品種、種まき時期も何回かにわけて種をまく。
この10年間の記録から、この野菜のこの品種の種まきは、もう何月何日のこの日しかない!というピンポイントが判明することもあるわけです。
たとえば、うちではターサイなどは、もう、この日、というのが決まっている。
ターサイなんか、いつ播いてもよさそうな感じがするが、そうではないのだ。
ここの畑に「最適な」時期というのがあるのですよ。
だだちゃ豆なんかも、うちの畑では非常に短い期間しか種まき適期がないこともわかった。
それをはずすと、豆に実が入らない。
でも、これらはすべて、うちの畑で、決まった品種で、という条件がつく。
というのも、うちの野菜は、すべて固定種なもので、F1品種を基準にしている一般的なここら辺の種まき時期とかは、微妙に当てはまらない。
近くの農家情報なんかも、実はほとんど当てにならないのだ。
結局自分で試行錯誤してやってみるしかないわけだ。
今最も試行錯誤中なのがキャベツ。
第一、固定種のキャベツをやっている人なんかここら辺で聴いたこともないので、誰かに聞くこともできないしね。
F1品種を使っていた頃なんて、キャベツなんて楽勝で、悩むことなんてなかったけど、今みたいにすべて固定種+自然農だと今までのパターンではいかなくて、なかなかうまくいかない。
昨年もキャベツでは秋どりキャベツで失敗したが、そのおかげでようやくわかってきて、今年はたぶんうまく行くと思う。
そういうことを計算しながら、作戦を練って、じゃあ、今年はキャベツの1回目はアーリーゴールデンエーカーでこの日、2回目はこれだけ時期をずらして同じ品種でこの日、3回目はこれで、さらに4回目はサクセッションに品種を変えてこの日にしよう!
なんて感じで、決断を下すわけだ。
そういう中で、今年の大きな決断。
それは、ブロッコリーと芽キャベツはやめることにしたこと。
固定種のブロッコリーは、収穫時期がものっすごいばらつきで、半端じゃない!
たとえば、50軒のお客さんの野菜セットに、今日ブロッコリーを入れる、とした場合、その5倍くらいの250株以上を植えたとしても、50個のブロッコリーがそろうか、と言えば、難しいだろう。
しかも、生育が晩生で生育期間が非常に長く、収穫がもう雪のちらつく頃にならないとうちではダメ。
すると、種どりができない、ということになる。
ということは、そもそも種がとれないのだから、この地にはブロッコリーは向いていないということが判明。
昨年も実(じつ)はかなりのブロッコリーを育てていたが、セット野菜にそろえることはできず、自家消費のみとなってしまった。
すっごくうまいんだけどね。
というわけで、ブロッコリーは確かにおいしいが、その1個のブロッコリーのためにこれだけの労力を払うことは、現状、私の肉体的に無理。
ということで、今年はブロッコリーから撤退することに苦渋の決断。
こんなのF1品種のブロッコリーをやれば、瞬間に解消される問題なんだけど、うちはやらない。
やっぱり、完全にマニアの趣味の世界でやってますから。
野菜マニア魂が燃えないことは、やらないんです。
おや、どうも、うちの畑だよりに載せてもいいような日記になっちゃったんで、これコピーしとこう。