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2015-08

「あすこの田はねえ」のなぞ - 2015.08.30 Sun

今年も渋谷農園さんの田んぼをお借りして渋谷さんと一緒にお米を育ててます。
渋谷さんにほぼおまかせ状態ですが(^_^;)

今年のメインは陸羽132号。
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宮沢賢治の春と修羅第3集にある以下の詩でこの陸羽132号は有名。

一〇八二
あすこの田はねえ
あの種類では窒素があんまり多過ぎるから
もうきっぱりと灌水みづを切ってね
三番除草はしないんだ
  ……一しんに畔を走って来て
    青田のなかに汗拭くその子……
燐酸がまだ残ってゐない?
みんな使った?
それではもしもこの天候が
これから五日続いたら
あの枝垂れ葉をねえ
斯ういふ風な枝垂れ葉をねえ
むしってとってしまふんだ
  ……せはしくうなづき汗拭くその子
    冬講習に来たときは
    一年はたらいたあととは云へ
    まだかゞやかな苹果のわらひをもってゐた
    いまはもう日と汗に焼け
    幾夜の不眠にやつれてゐる……
それからいゝかい
今月末にあの稲が
君の胸より延びたらねえ
ちゃうどシャッツの上のぼたんを定規にしてねえ
葉尖を刈ってしまふんだ
  ……汗だけでない
    泪も拭いてゐるんだな……
君が自分でかんがへた
あの田もすっかり見て来たよ
陸羽一三二号のはうね
あれはずゐぶん上手に行った
肥えも少しもむらがないし
いかにも強く育ってゐる
硫安だってきみが自分で播いたらう
みんながいろいろ云ふだらうが
あっちは少しも心配ない
反当三石二斗なら
もうきまったと云っていゝ
しっかりやるんだよ

<以下略>

それにしても、草丈が高い。
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左側の普通の稲の高さよりも30cmくらい高い感じ。

で、私の疑問は、この詩で書かれている「枝垂れ葉をむしってとってしまう」という部分と、「葉尖を刈ってしまう」という2点。
これは一体なんのためなのか?
今でもそういうことをするのだろうか?

トマトなんかで窒素過剰で葉が内側に巻いたりしたら葉を半分切り落とすと言うことはあると思うけど、そういうことなのだろうか?

しかし、それとはまた別な意味で、田んぼ全体の稲の葉を、葉の尖を刈る、とか、むしってとる、とか、これはとんでもなく大変な作業だよねえ。

上の陸羽132号の写真を見てほしい、この田んぼ全部の稲の枝垂れ葉を1枚ずつむしって。とか、葉尖を胸のボタンを定規に刈って、と言われたら、もう私なんか「無理無理無理、そんなの無理っす」って、忍耐力ないんで即諦めそうになっちゃうのだけど・・・。
でも賢治先生に言われたら「え~、まじ~?この田んぼ全部やるの~?」とか心で思いつつも、せわしくうなずきながら汗を拭いちゃうかも。

実際はどうなんでしょうねえ。

昨日は宮沢賢治学会の弘前セミナーで、田んぼをやられているという学会の方に伺ってみました。
たぶん、稲の倒伏防止のためなんじゃないだろうか?
とのことでした。

昔の稲作技術について詳し方ぜひ教えてくださ~い!

で、さらにこの陸羽132号、すごくおいしいんだと教えてくださいました。

もう、稲刈りが楽しみです!

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はる農園と初のコラボ! - 2015.08.25 Tue

毎年、いろんなアイデアや思い付きで、この野菜はこうやってみよう!
とか実行してしまう。

うまくいけばいいが、どうも、失敗する方が多いような気がする。

今年はトマトだ!
トマトの面積を増やしたのはいいとして、雨除けハウスをまったく土の肥えていないごろごろの土の心土が露出しているような場所に建ててみた。
トマトは原産がアンデスだし、ごろごろの土でいいんじゃないかな?
と思ったわけだ。
しかも、そんなに肥えてなくても大丈夫でしょう。と。
無肥料の畝も作ってやってみた。
さらに、不耕起でガチガチの土にも植えてみたり。
さらにさらに、追い打ちをかけるように水もやらないでみた。

今年はもうすごい雨不足で、ハウスの中は特にからっからだったのだが、もう、そこは心をオニにして水はやらなかった。
そうしたらどうだ。
トマト、全然おおきくなりましぇ~ん。

実もつきましぇ~ん。

今年学んだこと。
「基本が大事」かな?と。

最後の力を振り絞ったのか、ある日だけたくさんのトマトが収穫できた。
これを収穫したら、もうあとはトマトは実ってない。
まだ8月なのに、これにて今年の営業は終了させていただきます。状態。
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でも、渾身の力を振り絞ったトマトはおいしかったよ(泣)
セット野菜に入れて、残ったのを今日私が心を込めて料理してみました。

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五戸の「はる農園」さんから昨日おみやげでいただいたばかりのタマネギを刻んで、うちのトマトと混ぜて塩コショウをしただけのサルサを、ゆでたパスタにかけてみました。

世界初の「はる農園」と、「しらとり農場」のコラボ!
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すっごいうまかった!!

こういう極限状態のトマトですから、ものすごい生命力が強い、というか、逆境に負けない生命力がやどっているものと思われます。
トマトの種どり、今日3品種完了しました!!
でも、トマト自体が少なかったから、種も少な目。
足りるだろうか?
まあ、足りなかったら脇芽を挿すから大丈夫か。

さて来年のトマト、今年の失敗を活かして、「冒険しない」ということでやってみようかな。
でも、またやってみたいことがあるんだよなあ・・・。


今日のセット野菜 - 2015.08.14 Fri

空前の雨不足で、こんなこと体験したことがないくらいの大不作。

それでも、なんとか野菜が実ってくれています。

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これは今日の小セットの野菜。

ナス、ピーマン、キュウリ、糠塚キュウリ、スイートコーン、トマト、ジャガイモ、ニンニク、空芯菜、バジル、青ジソ、ネギの12品目

毎年、野菜が多すぎて食べ切れない、というご意見があるので、今年は少し少な目で返ってよかったかな?

KAZくん旅立ち! - 2015.08.14 Fri

昨年からうちに滞在していたKAZくん。

高校に行かないというとってもエキサイティングな選択をして、うちに来た当初はまだ色白の大人しい青年でしたが、1年半過ぎた今、もうすっかりうちに馴染んで、裏の沢水で毎日水浴びをする日に焼けたたくましい奴になってしまいました!
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彼は、ほとんどのうちの作業をマスターし、もう作業も彼にお願いすると安心して任せることができるほど。
新しくやってきた年上のウーファーさんにもKAZくんがやさしくアドバイスしてあげていました。

優しい人柄で女性ウーファーさんにもいつも大人気!
うちのやんちゃ盛りの2人の子供たちもとても懐いて、今日の旅立ちのときは隠してあったお菓子などをKAZくんに持って行って!とプレゼントしていたようです。

この冬にはうちのメンバー2人といっしょにインドへ行く予定だそうで、それまでアルバイトでお金を貯めるんだそうです。
彼はもうなんの心配もありません。
世界中どこへ行ってもやって行けます!
また、いつでも帰っておいで~!

コンパニオンプランツっておしゃれだから! - 2015.08.04 Tue

若い女性の間で大人気(?)のコンパニオンプランツ。
うちもいろいろやってみてますが、どうなんだろう?

うちは、3年前からニジュウヤホシテントウが出るようになって、ナスやジャガイモの被害が甚大。
それで、バジルとの混植がよいというウワサを風の便りに聞きまして、さっそくやってみました。
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実は、バジルだけでは心配で、畝の中心にナス、手前にバジル、向こう側にパクチー(コリアンダー)を混植しています。
こんだけ香りが強ければいいでしょう!
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すごいでしょう?
こんだけ囲まれてたら、いくらニジュウヤホシといえども手も足も出ないのでは!
と思っていたんですが・・・。
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実際、ニジュウヤホシテントウの害は相変わらずで、幼虫から成虫にいたるまで一貫して食べまくるその勢いは、もうとどまるところを知りません。
本当に、このニジュウヤホシテントウには天敵がいないんでしょうかね?
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こまったもんだ。

しかし、効果がハッキリあらわれるコンパニオンプランツって、あるのかなあ?
気のせい、って言われたら納得してしまいそうな感じ?

でも、「コンパニオンプランやってます」って言うだけで、おしゃれな感じがするのでよしとしよう!

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プロフィール

白取 克之

Author:白取 克之
青森県の岩木山麓で無農薬・無化学肥料・半不耕起・草生・マルチ不使用で自然農を基本に在来種、固定種の野菜だけを育てています。

農法を簡単に説明しますと基本的な考えは自然農を心がけています。
ただ、植え付けの前に可能な限りごく浅く土の表面を均すためだけに耕起しています(深くても10センチ以内になるように)。それを半不耕起と言っています。
これは、当農場は開墾当時山であったため、山の小さな野ねずみも多く棲んでいて、冬の雪の下で縦横無尽に畑の土を掘り起こし、春雪が解けたあとは畝の形もわからないくらいものすごいデコボコと穴だらけになるところから生まれたやり方です。
本来の自然農では、草の積み重ねが年を越えて積み重なって行きますが、この場所では
一夏の間に土の表面に蓄積したたくさんの草や野菜の残渣などすべてこの雪の下で野ネズミによって細かく粉砕されてリセットされてしまうため、結果的にこの方法がこの場所にとっては思いのほかとてもよいものになっていると感じます。


私たち夫婦は2003年に木や灌木の生い茂る原野に入植し、森の開墾からスタート、沢に橋をかけ、道を作り、湧き水から水を引き、家を建て、丸1年の非電化生活を経て・・・と一からやってきました。

栽培作物は小麦、大豆、小豆、ニンニクなどの畑作物から30品目ほどの野菜、水稲も少し。
F1品種を使わず、すべて固定種、在来種の野菜というのが大きな特徴です。
自家採種率は果菜類でほぼ100%、全体でも60%以上。

収穫した野菜はセット野菜として会員さんに毎週お届けしております。

ニワトリは無農薬のお米と、うちの野菜くずに、草など、農薬や遺伝子組み換えなどとは完全に無縁なエサで育てています。

また、ここは縄文の「湯の沢遺跡」上にあり、縄文人たちの息吹が今でも感じられます。この話はまた長くなるので・・・。


また、就農のためのノウハウなど、農業研修生も受け入れております。
あるいは自然の中で岩木山の大地からエネルギーをもらい1年ゆっくりと自分を見つめる場としてもおすすめです。
自給のための作物の育て方、小屋の建て方、自給生活のノウハウ、一からの開墾の方法なども学べます
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

ちなみに趣味はクラシック音楽を聴くこと、チェロを弾くことで、ドヴォルジャークやスメタナといったチェコの国民学派が好きです。もちろんチェコビールも大好き!


<連絡先>
0172-93-2523
higashiiwakisan428*cronos.ocn.ne.jp(*を@に変えて送信してください)
お気軽にどうぞ~。

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