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ビニルマルチなんてしませ~ん! - 2014.04.24 Thu

畑の雪が消えて、去年の畝が出てきました。

001_convert_20140424195244.jpg

うちのもう一つの特徴は、畝が固定畝ということです。
普通はトラクターで畑全面をダーッと耕してしまい、そのたびに畝を作って作物を植えたりするのですが、うちの場合は基本的にトラクターを使いませんので、畝は毎年そのまま使いまわします。

ただ、うちの場合は写真を見てもおわかりのように、冬の間に雪の下で畑ネズミが土の表面を縦横無尽に走り回ってぼっこぼこになってしまうんです。
これがまた土を柔らかく耕してくれるので、基本的にまったく耕さなくてもいいくらいなのですが、このぼこぼこの状態にはさすがに種まきはできません。

それで、このネズミの穴を均すという感覚で、ごく浅~く表面だけを耕して平らにします。
ですので、まったく耕さない完全不耕起というわけではないので完全な「自然農」とは呼べないですね。
まあ半不耕起みたいな感じです。


また、うちの大きな特徴として、ビニルマルチ(ポリマルチ)はゼッタイしません。
ほとんどの有機農家さんや、自然栽培を謳っている農家さんでさえも、ほぼ例外なくみ~んな土の表面を黒や透明のビニルで覆って作物だけを育てていますよね。
私は、このビニルマルチは地球の表面と宇宙とを遮断してしまうように感じてしまって、感覚的にどうしてもやる気になれないんです。

地温を上げるとか、草を防ぐ目的でほとんどの農家さんがやっていますし、私も就農当時、先輩の有機農家さんに「お客さんはマルチしているかどうかなんて気にしてないんだよ。それよりも、もっと早い持期から遅くまでナスやピーマンがほしいんだよ。」と言われ、「寒い青森じゃマルチしなきゃ無理」とまで説得されましたが、感覚的にやっぱりどうしても使う気になれないんですよね~。


では実際ビニルマルチしないとどういう感じか?
これはリーフレタス。
全然大丈夫!
IMG_1373_convert_20140424201101.jpg


これがキャベツ
むしろ、草の方が虫に食べられてるのわかります?
IMG_1379_convert_20140424201205.jpg


ナス、ピーマンはこんな感じ。
07280003_convert_20140424201553.jpg


草と一緒に育ってるわけです。
で、驚くのがこんなにたくさんの草があっても、一冬越すと、雪の下で畑ネズミたちが大活躍して、ほとんどの草が細かく砕かれて消えてしまうんですよ。
うちなんか、草を生やすだけじゃなくて、さらに稲わらとかも土の上にかぶせたりして、粗大有機物がたっくさんあるのに、雪が融けると最初の写真の状態になるんですよねえ。
まあまあ、自然ってすごいもんです。

こんな感じがうちの畑の1年ですねえ。
それで、毎年本当に土が豊かになっていくのが実感できます。


というわけで、うちの栽培方法は完全な「自然農」とも微妙に違いますし、「自然栽培」でもないので、よその方に自分の栽培方法を説明する際に「○○農法です」と説明できないで少々困ってるんですよ。
あえて言えば「ネズミ農法」でしょうか?
かっこ悪いので却下!






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プロフィール

白取 克之

Author:白取 克之
青森県の岩木山麓で無農薬・無化学肥料・半不耕起・草生・マルチ不使用で自然農を基本に在来種、固定種の野菜だけを育てています。

農法を簡単に説明しますと基本的な考えは自然農を心がけています。
ただ、植え付けの前に可能な限りごく浅く土の表面を均すためだけに耕起しています(深くても10センチ以内になるように)。それを半不耕起と言っています。
これは、当農場は開墾当時山であったため、山の小さな野ねずみも多く棲んでいて、冬の雪の下で縦横無尽に畑の土を掘り起こし、春雪が解けたあとは畝の形もわからないくらいものすごいデコボコと穴だらけになるところから生まれたやり方です。
本来の自然農では、草の積み重ねが年を越えて積み重なって行きますが、この場所では
一夏の間に土の表面に蓄積したたくさんの草や野菜の残渣などすべてこの雪の下で野ネズミによって細かく粉砕されてリセットされてしまうため、結果的にこの方法がこの場所にとっては思いのほかとてもよいものになっていると感じます。


私たち夫婦は2003年に木や灌木の生い茂る原野に入植し、森の開墾からスタート、沢に橋をかけ、道を作り、湧き水から水を引き、家を建て、丸1年の非電化生活を経て・・・と一からやってきました。

栽培作物は小麦、大豆、小豆、ニンニクなどの畑作物から30品目ほどの野菜、水稲も少し。
F1品種を使わず、すべて固定種、在来種の野菜というのが大きな特徴です。
自家採種率は果菜類でほぼ100%、全体でも60%以上。

収穫した野菜はセット野菜として会員さんに毎週お届けしております。

ニワトリは無農薬のお米と、うちの野菜くずに、草など、農薬や遺伝子組み換えなどとは完全に無縁なエサで育てています。

また、ここは縄文の「湯の沢遺跡」上にあり、縄文人たちの息吹が今でも感じられます。この話はまた長くなるので・・・。


また、就農のためのノウハウなど、農業研修生も受け入れております。
あるいは自然の中で岩木山の大地からエネルギーをもらい1年ゆっくりと自分を見つめる場としてもおすすめです。
自給のための作物の育て方、小屋の建て方、自給生活のノウハウ、一からの開墾の方法なども学べます
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

ちなみに趣味はクラシック音楽を聴くこと、チェロを弾くことで、ドヴォルジャークやスメタナといったチェコの国民学派が好きです。もちろんチェコビールも大好き!


<連絡先>
0172-93-2523
higashiiwakisan428*cronos.ocn.ne.jp(*を@に変えて送信してください)
お気軽にどうぞ~。

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