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2017-06

ねぶた型太陽熱温水器 - 2011.07.03 Sun

もう何年も前に、自作太陽熱温水器を作ろうとアイデアだけはできていた。
塩ビパイプを縦に何本もならべて、下と上でそれぞれ連結。
水は下から入り、温まった水(お湯?)は上から出してお風呂へ、という仕組み。
大発明だと思って、いつか作ろうと考えていたが、ある日こっそりエレキにこの世紀の発明を教えてやった。
エレキもあの口調で「それはいけるんじゃないですか?」と一切感情を出さずに言っていたものだ。

それから1年後、エレキと会ったときに「克さんの太陽熱温水器、山形で似たようなのをやっている人がいましたよ。」とのこと。

ショックだった。

その後、雑誌「現代農業」に、かなり似た塩ビパイプの自作太陽熱温水器を作っている方の記事を見つけた。

立ち直れないくらいショックだった。

「・・・やられた!」

塩ビ太陽熱温水器での株式会社設立の野望は、はかなく消えた。




真似したと思われるのも癪なので、塩ビパイプを使わない太陽熱温水器を作ることにした。

ローリータンクを使い、古いトラクター用のトレーラーに乗せ、移動もできる「ねぶた型」。
しかも、より温度を上げるために、ビニルハウスみたいな「ねぶた小屋」に入れてある。
IMG_0720_convert_20110703193601.jpg
温度が上がるにつれて、どこからともなく、太鼓や笛の音が聞こえてきそうではないか?
IMG_0718_convert_20110703193343.jpg
費用は、あるものを使ったので1000円もかかっていない。
IMG_0721_convert_20110703193649.jpg
ここで、このローリータンク表面を黒に塗ろうかとも考えた。
しかし、黒で塗ると、表面だけが熱くなり、タンク内の水全体を温めるためには効率が悪いのではないか、と結論。
実は、このオレンジのローリータンクは、けっこう光を通過させるため、中の水全体を温めることができるのではないか?

さらに、ローリータンク内部に、黒いペットボトルとか、何か黒いものを入れておけば、表面プラス内部で熱を吸収してより効果的ではないかと判断した。


ちょうど、完成した昨日は晴天で、テストにはもってこいのコンディション。
午前10時には注水完了した。



・・・が、12時になっても午後2時になっても、思うように水温が上がらない。

ただ、黒いフタの部分はそこだけかなり熱い。
やはり、表面を黒く塗るべきだったのか?

しかし、それで温度が上がったとしても表面積は塩ビパイプ方式に比べれば圧倒的に小さい。
効率は、塩ビパイプ方式が優れることは確か。

午後3時過ぎまで粘ってみたものの、この段階でも水温は決して満足のいくものではなかったため、ねぶた型太陽熱温水器「ラッセラー1号」は、実用化を断念せざるを得ないとの苦渋の決断をしなければならなかった。



知らない人から見たら他人の二番煎じと思われるのは癪だが、はじめのオリジナルアイデアである塩ビパイプ方式にすることを、決意するに至った。

今月中に作ろう。
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プロフィール

白取 克之

Author:白取 克之
青森県の岩木山麓で無農薬・無化学肥料・半不耕起・草生・マルチ不使用で自然農を基本に在来種、固定種の野菜だけを育てています。

農法を簡単に説明しますと基本的な考えは自然農を心がけています。
ただ、植え付けの前に可能な限りごく浅く土の表面を均すためだけに耕起しています(深くても10センチ以内になるように)。それを半不耕起と言っています。
これは、当農場は開墾当時山であったため、山の小さな野ねずみも多く棲んでいて、冬の雪の下で縦横無尽に畑の土を掘り起こし、春雪が解けたあとは畝の形もわからないくらいものすごいデコボコと穴だらけになるところから生まれたやり方です。
本来の自然農では、草の積み重ねが年を越えて積み重なって行きますが、この場所では
一夏の間に土の表面に蓄積したたくさんの草や野菜の残渣などすべてこの雪の下で野ネズミによって細かく粉砕されてリセットされてしまうため、結果的にこの方法がこの場所にとっては思いのほかとてもよいものになっていると感じます。


私たち夫婦は2003年に木や灌木の生い茂る原野に入植し、森の開墾からスタート、沢に橋をかけ、道を作り、湧き水から水を引き、家を建て、丸1年の非電化生活を経て・・・と一からやってきました。

栽培作物は小麦、大豆、小豆、ニンニクなどの畑作物から30品目ほどの野菜、水稲も少し。
F1品種を使わず、すべて固定種、在来種の野菜というのが大きな特徴です。
自家採種率は果菜類でほぼ100%、全体でも60%以上。

収穫した野菜はセット野菜として会員さんに毎週お届けしております。

ニワトリは無農薬のお米と、うちの野菜くずに、草など、農薬や遺伝子組み換えなどとは完全に無縁なエサで育てています。

また、ここは縄文の「湯の沢遺跡」上にあり、縄文人たちの息吹が今でも感じられます。この話はまた長くなるので・・・。


また、就農のためのノウハウなど、農業研修生も受け入れております。
あるいは自然の中で岩木山の大地からエネルギーをもらい1年ゆっくりと自分を見つめる場としてもおすすめです。
自給のための作物の育て方、小屋の建て方、自給生活のノウハウ、一からの開墾の方法なども学べます
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

ちなみに趣味はクラシック音楽を聴くこと、チェロを弾くことで、ドヴォルジャークやスメタナといったチェコの国民学派が好きです。もちろんチェコビールも大好き!


<連絡先>
0172-93-2523
higashiiwakisan428*cronos.ocn.ne.jp(*を@に変えて送信してください)
お気軽にどうぞ~。

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