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トーベ立ち上がる!! - 2008.10.25 Sat




トーベがついにやったよ!

今を遡ること6年前。
そう開墾1年目の年だ。

岩木山の強酸性の火山灰土壌を甘く見た私は、今までの自然状態で有機物の蓄積があるから無肥料でも大丈夫!と自然農でやったところ作物がほぼ全滅、起死回生をかけ急遽全面に大豆を播きなおした。
うちの生活がかかっていたその大豆が毎晩、野ウサギにどんどん食われていったのだ。

野生動物との共生、とか、そんな生やさしいものじゃないんだよ。
3割はウサギにもあげよう、とか、そんなもんじゃないんだよ。
動物ってあるだけ全部食べちゃうんだから。

毎日毎日、どんどん、どんどん食べられていく。
大豆畑の隅で頭抱えてしゃがみこんじゃいましたよ。

いろんな方に聞いたり、考えられることはみんなやりました。

・トウガラシを煮出した汁を大豆に散布。
・ラジオを夜中中つけておく。
・夜に畑で爆竹を鳴らす。
・香水を畑の周囲にたらす。
・ひもに空き缶を通して、ウサギが触れたら音がなるようにする。

などなど・・・。
で、犬がいれば来ない、という情報もあって、知り合いから犬をお借りして畑につないでおきもしました。

でも、全部、数日は効果があるんですがすぐにウサギも慣れてしまってダメ。
最後は、私が畑にテントを張って、寝泊りしました。もう必死でしたから。(当時はまだ畑に家は建てていなかった)


何をやってもダメで、もうその年の大豆はあきらめても、来年以降のことを考えようということでウサギよけのために子犬をもらってくることにしました。

そう、それがうちのトーベなのです!!
実は、トーベにはうちの畑の明暗がかかっていたのですよ!
とてつもない期待がかかっている犬だったのですよ!!

笛を吹けば遠吠えをはじめるとか、そんなことを喜ぶために飼っている犬じゃないんです!



・・・が!!
この期待のホープ、ウサギ狩り犬のトーベに重大な情報が寄せられました。
そう、ウサギよけのためには、オス犬のおしっこによるマーキングがポイントなんだとか。

あれ?トーベってメスだよね?
え・・・?



翌年、道路で車にはねられて死んでいた野ウサギをトーベにあたえてみたら、全く興味なし。
むしろ逃げるんですけど。

そう、私はあきらめました。
トーベはネズミを捕ってくれたらそれでいいんです。
そうして6年。


それが!!!
なんと!
今日!

何の前触れもなく、何の前兆もなく、トーベが野ウサギをくわえて颯爽と山から帰ってくるではないですか!

その時の私の感動を想像してみてください!

今年は開墾畑の黒豆は野ウサギに食べられてほぼ全滅です。
その開墾畑からトーベは野ウサギをくわえて帰ってきたのです。

驚いて駆けつけ、トーベをほめてやろうとしたら、興奮冷めやらぬ勢いで「ウー・・・!!」と唸りながらウサギを確保する頼もしさ!
トーベの鋭い目には今までついぞ見ることのできなかった「野生」の2文字が!!


「・・・大器晩成。」
ふと、そんな言葉が脳裏に浮かんだのでした。













































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プロフィール

白取 克之

Author:白取 克之
青森県の岩木山麓で無農薬・無化学肥料・半不耕起・草生・マルチ不使用で自然農を基本に在来種、固定種の野菜だけを育てています。

農法を簡単に説明しますと基本的な考えは自然農を心がけています。
ただ、植え付けの前に可能な限りごく浅く土の表面を均すためだけに耕起しています(深くても10センチ以内になるように)。それを半不耕起と言っています。
これは、当農場は開墾当時山であったため、山の小さな野ねずみも多く棲んでいて、冬の雪の下で縦横無尽に畑の土を掘り起こし、春雪が解けたあとは畝の形もわからないくらいものすごいデコボコと穴だらけになるところから生まれたやり方です。
本来の自然農では、草の積み重ねが年を越えて積み重なって行きますが、この場所では
一夏の間に土の表面に蓄積したたくさんの草や野菜の残渣などすべてこの雪の下で野ネズミによって細かく粉砕されてリセットされてしまうため、結果的にこの方法がこの場所にとっては思いのほかとてもよいものになっていると感じます。


私たち夫婦は2003年に木や灌木の生い茂る原野に入植し、森の開墾からスタート、沢に橋をかけ、道を作り、湧き水から水を引き、家を建て、丸1年の非電化生活を経て・・・と一からやってきました。

栽培作物は小麦、大豆、小豆、ニンニクなどの畑作物から30品目ほどの野菜、水稲も少し。
F1品種を使わず、すべて固定種、在来種の野菜というのが大きな特徴です。
自家採種率は果菜類でほぼ100%、全体でも60%以上。

収穫した野菜はセット野菜として会員さんに毎週お届けしております。

ニワトリは無農薬のお米と、うちの野菜くずに、草など、農薬や遺伝子組み換えなどとは完全に無縁なエサで育てています。

また、ここは縄文の「湯の沢遺跡」上にあり、縄文人たちの息吹が今でも感じられます。この話はまた長くなるので・・・。


また、就農のためのノウハウなど、農業研修生も受け入れております。
あるいは自然の中で岩木山の大地からエネルギーをもらい1年ゆっくりと自分を見つめる場としてもおすすめです。
自給のための作物の育て方、小屋の建て方、自給生活のノウハウ、一からの開墾の方法なども学べます
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

ちなみに趣味はクラシック音楽を聴くこと、チェロを弾くことで、ドヴォルジャークやスメタナといったチェコの国民学派が好きです。もちろんチェコビールも大好き!


<連絡先>
0172-93-2523
higashiiwakisan428*cronos.ocn.ne.jp(*を@に変えて送信してください)
お気軽にどうぞ~。

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