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2017-11

助けられました - 2008.10.18 Sat

今日は午前中にジャージー牛のリラの種付けのため、アビタジャージー牧場の安原さんのところにリラを連れて行きました。

うちの1トントラックの荷台に乗せて、両脇はコンパネを立てて。
リラはとてもなついていておとなしいので、すんなりトラックに乗り、特に暴れたり鳴いたりすることなく出発。
私が運転、潤子さまが助手席です。

ところが!!
15分も走ったでしょうか、途中1か所道を右に曲がってから20mあたりで突然、リラが走行中のトラックの荷台から右側にコンパネごとダーンと転落してしまったのです!

仰天して「えっ!!」という感じでトラックを止め、路上に倒れたまま動かないリラに駆け寄りました。

身体は主に倒れた右側ところどころに擦り傷があり、痛々しく、呼吸が激しく、一度立ち上がろうとしましたが、すぐにへたり込んでしまい路上に倒れたまま。

必死にリラの身体や頭をなでてやるぐらいで、起こそうと思っても牛の体重ですから、びくともしません。

あまりのことに涙も出ない。
潤子さまが「安原さんに電話して!」と、これから行く予定だった安原さんに電話してみるも搾乳中なのか留守電。
それでうちの近所で80才前後頑固一徹開拓農家、今井牧場の今井さんに電話すると運良く電話に出てくれ状況を説明。

潤子さまはそのままトラックで安原さんに助けを求めに行き、私はリラのところで身体をさすったり、脚の骨が折れているのではないか?と、1本ずつリラの脚をさわったり、ひとつずつ関節を曲げたり伸ばしてみたり。

リラはそれに対して特に鳴いたりするといった反応はなく、もしかしたら骨折ではないのかも?とは思いましたが、呼吸荒く全然動こうともしません。

途中、何台か車が通りましたが、1台のダンプのおやじが「そりゃ骨が折れてるわ」と言って去っていきました。

私はもうどうしたらいいのかわからず、悲しみのあまり胸が張り裂けそうになりながらひたすらリラをさするだけ。

しばらくすると、さっき電話した今井さん(通称今井のジッコ)が駆けつけてくれ、少し牛を見て「骨は折れでないようだな」と一言。(寡黙な男なんです)
「折れでだら、もっと鳴ぐもんだ」。
しばらく様子を見て、「ショックで動げないんでねえがな」。

と言ってまた少し見た後、おもむろにリラを「ハイ!」と言いながら蹴ったもんだ。
するとリラは少し身体を動かし、またさらに今井さんは2,3度蹴った。

そうしたら、なんと、リラがようやくよろよろと立ち上がったではないか!

「大丈夫みたいだな」と今井さんは言い、「へば、安原さんのどこさ知らせに言ってくるがら、牛ば連れで歩いで来てなが」。
と、頼もしく今井のジッコは去っていった。

リラはゆっくりゆっくり私に付いて歩き、しばらく行ったら、潤子さまの運転するうちのトラック、安原さんの牛運搬用のトラック、今井のジッコの車と合流。

安原さんは「明日の新聞に載るところだったなあ」と。

リラを安原さんのトラックに乗せ、無事にアビタジャージー牧場に着き、リラを放し、種付けが終わるまで預かってもらうことに。


結局、トラックに結んでいた「もくし」のロープが切れており、コンパネの板も壊れていたということは、コンパネに寄りかかっていたリラがそのまま落下し、もくしのロープが切れたのか、あるいはロープが切れたのでバランスを失ったリラがコンパネごと落ちたのか・・・。

前者の場合、ロープが切れてくれなければ大変なことになっていたはず。
後者でも、骨折していたら・・・と思うと、恐ろしくて・・・。

家に到着しても、今現在でも、そのときの私の動揺、ショックがおさまらず、まだ私自身ショック状態。

とにかく、不幸中の幸いというか、ありがたい限り。
やっぱり見守られていた気がする。
ありがとうございます・・・。

































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プロフィール

白取 克之

Author:白取 克之
青森県の岩木山麓で無農薬・無化学肥料・半不耕起・草生・マルチ不使用で自然農を基本に在来種、固定種の野菜だけを育てています。

農法を簡単に説明しますと基本的な考えは自然農を心がけています。
ただ、植え付けの前に可能な限りごく浅く土の表面を均すためだけに耕起しています(深くても10センチ以内になるように)。それを半不耕起と言っています。
これは、当農場は開墾当時山であったため、山の小さな野ねずみも多く棲んでいて、冬の雪の下で縦横無尽に畑の土を掘り起こし、春雪が解けたあとは畝の形もわからないくらいものすごいデコボコと穴だらけになるところから生まれたやり方です。
本来の自然農では、草の積み重ねが年を越えて積み重なって行きますが、この場所では
一夏の間に土の表面に蓄積したたくさんの草や野菜の残渣などすべてこの雪の下で野ネズミによって細かく粉砕されてリセットされてしまうため、結果的にこの方法がこの場所にとっては思いのほかとてもよいものになっていると感じます。


私たち夫婦は2003年に木や灌木の生い茂る原野に入植し、森の開墾からスタート、沢に橋をかけ、道を作り、湧き水から水を引き、家を建て、丸1年の非電化生活を経て・・・と一からやってきました。

栽培作物は小麦、大豆、小豆、ニンニクなどの畑作物から30品目ほどの野菜、水稲も少し。
F1品種を使わず、すべて固定種、在来種の野菜というのが大きな特徴です。
自家採種率は果菜類でほぼ100%、全体でも60%以上。

収穫した野菜はセット野菜として会員さんに毎週お届けしております。

ニワトリは無農薬のお米と、うちの野菜くずに、草など、農薬や遺伝子組み換えなどとは完全に無縁なエサで育てています。

また、ここは縄文の「湯の沢遺跡」上にあり、縄文人たちの息吹が今でも感じられます。この話はまた長くなるので・・・。


また、就農のためのノウハウなど、農業研修生も受け入れております。
あるいは自然の中で岩木山の大地からエネルギーをもらい1年ゆっくりと自分を見つめる場としてもおすすめです。
自給のための作物の育て方、小屋の建て方、自給生活のノウハウ、一からの開墾の方法なども学べます
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

ちなみに趣味はクラシック音楽を聴くこと、チェロを弾くことで、ドヴォルジャークやスメタナといったチェコの国民学派が好きです。もちろんチェコビールも大好き!


<連絡先>
0172-93-2523
higashiiwakisan428*cronos.ocn.ne.jp(*を@に変えて送信してください)
お気軽にどうぞ~。

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