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第2弾 チェコ味噌、本日仕込まれました - 2008.05.30 Fri

シンガポールから来たチィンさんの目的のひとつは、味噌を作ってみたいこと。

味噌マイスターの私としては、ここで技を見せずして日本の味噌を彼女に語らせることはできないと判断。
さっそく、貯蔵庫に保管されている匠の技「カザルス味噌」のテイスティングをしてもらった。

この段階で、私もカザルス味噌の存在をすっかり忘却し、私自身はじめての味見だったのだが。

「・・・!!」

うまいっ!!!実にうまいのだ!
いまだかつて、こんなにうまい味噌を食べたことがないくらいうまい!!
まだ半年しか熟成されていないにもかかわらず、このうまさは何だ!

あのチェロの神様カザルスと、ティボー、そしてコルトーのトリオが、ここまでジャパニーズMISOの味にうまみと絶妙な塩味を引き出すものだろうか!
私の考えに間違いはなかった。
もし、これがボザールトリオなどで仕込んでいたら大変なことになっていたことだろう。


昨日ニューヨークのブルックリンから来たばかりのチェイス(マイケル・ムーアそっくり!!)も「オイシイッ!!」
と、驚愕の表情で私を見つめて絶賛。

寡黙な味噌マイスターは神妙な顔でただうなずく。




今回は、前回より微妙に麹を減らし、配合を変えてみる。
大豆はもちろん、エレキもびっくりうちの「あの」豆。
じゃなかった、うちの鶴の子大豆だ。

これもゆでただけで、マジうまい!
ミンチすると、やはりまるでモンブランの栗の味だ!
一生懸命「マロン、マロン!」と言うのだが通じない。
「マ・ロホ~ン」とかそれっぽく言ってもダメだ。
国際交流は決して簡単ではないのだ。
日本語のわかるヴァンソンが「チェストナッツ!」とさり気なくフォロー。
「・・・いいだろう。」


そして仕込みにかかせない重要なポイントがBGMだとしっかりチィンさんに伝える。
今回は予定通りチェコ味噌を仕込む予定だったので、チェコが誇るスメタナ弦楽四重奏団に厳選。
というのも、今回の仕込みが私、チィンさん、マイケルムーア、そしてフランスから来たヴァンソンの4人によることを考慮し、クァルテットがベターだとの判断からである。

曲もスメタナの弦楽四重奏曲第1番と2番にした。
個人的には2番の方が好きだと言っておこう。
ここまで、お膳立ては揃ったのだ、かなりの味噌になることだろう。


あのマイケルムーアが糀と塩を手で揉んで混ぜている姿を想像してほしい。
まずい訳がない!

ヴァンソンがそれにミンチされた大量の大豆を混ぜて練っていたと思ったら「これ、マウント・イワキ」
大豆ミンチと糀にまぶされた巨大な山がそこにそびえていた。
そう、岩木山の魂が味噌に入った瞬間である。
続いて、キノコの魂も入った。


そしてついに、このインターナショナルな4人によるスメタナ味噌は無事に仕込まれ、この秋には岩木山の魂(ソウル)とチェコの風味を醸し出す至高の味噌ができることになるだろう。







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プロフィール

白取 克之

Author:白取 克之
青森県の岩木山麓で無農薬・無化学肥料・半不耕起・草生・マルチ不使用で自然農を基本に在来種、固定種の野菜だけを育てています。

農法を簡単に説明しますと基本的な考えは自然農を心がけています。
ただ、植え付けの前に可能な限りごく浅く土の表面を均すためだけに耕起しています(深くても10センチ以内になるように)。それを半不耕起と言っています。
これは、当農場は開墾当時山であったため、山の小さな野ねずみも多く棲んでいて、冬の雪の下で縦横無尽に畑の土を掘り起こし、春雪が解けたあとは畝の形もわからないくらいものすごいデコボコと穴だらけになるところから生まれたやり方です。
本来の自然農では、草の積み重ねが年を越えて積み重なって行きますが、この場所では
一夏の間に土の表面に蓄積したたくさんの草や野菜の残渣などすべてこの雪の下で野ネズミによって細かく粉砕されてリセットされてしまうため、結果的にこの方法がこの場所にとっては思いのほかとてもよいものになっていると感じます。


私たち夫婦は2003年に木や灌木の生い茂る原野に入植し、森の開墾からスタート、沢に橋をかけ、道を作り、湧き水から水を引き、家を建て、丸1年の非電化生活を経て・・・と一からやってきました。

栽培作物は小麦、大豆、小豆、ニンニクなどの畑作物から30品目ほどの野菜、水稲も少し。
F1品種を使わず、すべて固定種、在来種の野菜というのが大きな特徴です。
自家採種率は果菜類でほぼ100%、全体でも60%以上。

収穫した野菜はセット野菜として会員さんに毎週お届けしております。

ニワトリは無農薬のお米と、うちの野菜くずに、草など、農薬や遺伝子組み換えなどとは完全に無縁なエサで育てています。

また、ここは縄文の「湯の沢遺跡」上にあり、縄文人たちの息吹が今でも感じられます。この話はまた長くなるので・・・。


また、就農のためのノウハウなど、農業研修生も受け入れております。
あるいは自然の中で岩木山の大地からエネルギーをもらい1年ゆっくりと自分を見つめる場としてもおすすめです。
自給のための作物の育て方、小屋の建て方、自給生活のノウハウ、一からの開墾の方法なども学べます
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

ちなみに趣味はクラシック音楽を聴くこと、チェロを弾くことで、ドヴォルジャークやスメタナといったチェコの国民学派が好きです。もちろんチェコビールも大好き!


<連絡先>
0172-93-2523
higashiiwakisan428*cronos.ocn.ne.jp(*を@に変えて送信してください)
お気軽にどうぞ~。

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