topimage

2017-07

素晴らしいDVDをご紹介 - 2008.01.08 Tue

「食の未来」というDVDがマイミクのしゃれまみさんから届いた。



遺伝子組み換えで有名な大手種苗会社モンサント社の、政治利権泥まみれのあの手この手を、ドキュメンタリーで紹介している。

内容は、あの有名なカナダの遺伝子組み換え裁判のことを中心に進んでいく。



モンサント社が遺伝子組み換えをしたGMナタネが、カナダの農道を輸送中にトラックからこぼれてしまったようだ。
それが、その農道に面したシュマイザーさんという農家のナタネ畑に知らないうちに混じり成長していた。

このシュマイザーさんは、代々自家採種した種でナタネを育ててきた。
そこに、他の遺伝子組み換えナタネが混じってしまったのだ。これはもう取り返しがつかない。

シュマイザーさんにとっては、もうとんでもない迷惑というか大被害、絶望的状況だろう。
実際に、この代々自家採種してきた貴重なナタネの種子はすべて廃棄したという。


自家採種している農家なら、その気持ちが痛いほどわかって涙が出てくるお話しでしょう。


だが、問題はこれからだ。
それを聞きつけたモンサント社が、シュマイザーさんを訴えたわけだ。
うちの特許をとったGMナタネを無許可で栽培している!特許権侵害だと。

どう考えてもおかしい世界がここに展開している。
そして和解するためには、高額な和解金を支払え、という。
和解後は他言無用、という条件で。


この手法で、モンサント社は多くの農民を訴えており、ほとんどの農民は泣く泣くそれに応じている。


が、このシュマイザーさんは違った。
裁判を受けて立ったのだ。
種子メジャーに勝てるとは思ってもいなかったでしょうが、農民として筋を通そうとしたのでしょう。

結論から言うと、すべて敗訴。
そして最高裁にまで行ったが、そこでも敗訴するわけだ。



ここまで政治の世界、経済、司法が、欲と利権の前に堕落してしまっているのか、と絶望的になる。
にわかに信じることができないくらいの衝撃的な内容だった。


いや、実はものすごく納得したのだ。
すべて納得。
現在のアメリカを中心とした世界は、こういう仕組みなのかと気付けば、あらゆることが理解できる。
もちろん日本もまったく同様だ。

地球温暖化、環境破壊、日本の原発政策も、戦争が起こる仕組みも、すべて、この仕組み。
実に納得できます。


このDVDは、このGM裁判の周辺から広げて、世界的な遺伝子組み換えの動きや、「食」の世界の目に見えにくい現在の実情をくわしく説明してくれており、とても濃くていい内容になっていると思う。
これは本当に素晴らしいドキュメンタリー映画だと思う。


そして、私も随分考えさせられた。
うちも、一有機農家として、どのようなスタンスで歩んでいきたいのか・・・と。


映画では伝えられていないが、シュマイザーさんは裁判では負けたが、確か、罰金は支払わなくてもよいとの判決だったと記憶している。

また、このシュマイザーさんの裁判のおかげで、この遺伝子組み換えの事実が広く伝わり、また、この映画のおかげで、遺伝子組み換え農作物を規制する法律がアメリカのいくつかの州で制定されたそうだ。




ちなみにこのDVDは、日本有機農業研究会から購入できます。

あるいは、うちに来て、何かモノマネなどの一芸(パフォーマンス)をしていただけたら、すぐに見ることができます。

例:ホーメイ、ムックリ、タブラ、杉田君のマネ、ディジュリドゥ、セクスィー部長のマネなど










スポンサーサイト

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック:

http://higashiiwakisan.blog.fc2.com/tb.php/648-41e0881b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

第18回 断食フェスティバル いよいよスタート «  | BLOG TOP |  » 初もちつき

プロフィール

白取 克之

Author:白取 克之
青森県の岩木山麓で無農薬・無化学肥料・半不耕起・草生・マルチ不使用で自然農を基本に在来種、固定種の野菜だけを育てています。

農法を簡単に説明しますと基本的な考えは自然農を心がけています。
ただ、植え付けの前に可能な限りごく浅く土の表面を均すためだけに耕起しています(深くても10センチ以内になるように)。それを半不耕起と言っています。
これは、当農場は開墾当時山であったため、山の小さな野ねずみも多く棲んでいて、冬の雪の下で縦横無尽に畑の土を掘り起こし、春雪が解けたあとは畝の形もわからないくらいものすごいデコボコと穴だらけになるところから生まれたやり方です。
本来の自然農では、草の積み重ねが年を越えて積み重なって行きますが、この場所では
一夏の間に土の表面に蓄積したたくさんの草や野菜の残渣などすべてこの雪の下で野ネズミによって細かく粉砕されてリセットされてしまうため、結果的にこの方法がこの場所にとっては思いのほかとてもよいものになっていると感じます。


私たち夫婦は2003年に木や灌木の生い茂る原野に入植し、森の開墾からスタート、沢に橋をかけ、道を作り、湧き水から水を引き、家を建て、丸1年の非電化生活を経て・・・と一からやってきました。

栽培作物は小麦、大豆、小豆、ニンニクなどの畑作物から30品目ほどの野菜、水稲も少し。
F1品種を使わず、すべて固定種、在来種の野菜というのが大きな特徴です。
自家採種率は果菜類でほぼ100%、全体でも60%以上。

収穫した野菜はセット野菜として会員さんに毎週お届けしております。

ニワトリは無農薬のお米と、うちの野菜くずに、草など、農薬や遺伝子組み換えなどとは完全に無縁なエサで育てています。

また、ここは縄文の「湯の沢遺跡」上にあり、縄文人たちの息吹が今でも感じられます。この話はまた長くなるので・・・。


また、就農のためのノウハウなど、農業研修生も受け入れております。
あるいは自然の中で岩木山の大地からエネルギーをもらい1年ゆっくりと自分を見つめる場としてもおすすめです。
自給のための作物の育て方、小屋の建て方、自給生活のノウハウ、一からの開墾の方法なども学べます
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

ちなみに趣味はクラシック音楽を聴くこと、チェロを弾くことで、ドヴォルジャークやスメタナといったチェコの国民学派が好きです。もちろんチェコビールも大好き!


<連絡先>
0172-93-2523
higashiiwakisan428*cronos.ocn.ne.jp(*を@に変えて送信してください)
お気軽にどうぞ~。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (368)
農作業 (120)
食 (37)
日常 (64)
牛 (3)
音楽 (10)
愛農かまど (1)
大工 (33)
ニワトリ (7)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR